「折れたら再度、飛騨産業から材料を取り寄せればいいだろう」「間抜けな家具屋が失敗やらかしてしまいました、材料代金がアップします」とお客様に頭を下げればいいだろう・・・とか
「11月初旬に修理依頼をいただきスポーク1本高山から届いたのが11月末。12月初めにお預かりして再度、材料取り寄せしていたら、年内にお届けできんだろうが!」
「修理に2か月もかかったら神様仏様でも頭にくるワイ!」
「いやいや、こんな頭下げるのはたやすか?」
などなどブツブツ自問自答しながらとにかく時間をかけて分解していきます。
分解完了!
ふと我にかえり周りを見渡すとスタッフは退社しており、自分の作業場のみ照明がついていました。
「皆帰ったんだ。作業に気を取られていて気がつかなんだ。スンマセン、お疲れ様でした。」
背もたれスポークの右から3番目が折れています。
これは新品のスポークと交換します。
何がすごいか?
40年前のロッキングと現在のスポークがピッタリサイズで用意されているのがビックリです。
古い接着剤を極力100%ハギ取ります。
新しい接着剤の強度に大いに影響します。