昭和23年 祖父が札幌近郊にて家具・ミシン・自転車を扱う「久保又三商店」を起業し74年、
昭和36年 この地室蘭にて家具専門店「丸三家具商行」を開業、本年61年となります。
幼小のころ(昭和40年頃)あちこちに「すり鉢状の穴」があり そこにはカエル・ヤゴ・ゲンゴロウが
いっぱいの子供たちの水辺の遊び場です。「急に深くなっているから遊ぶな」と
両親からいつも怒られていました。斜め向かいの「サニクリーン」の所に一つ、お隣の
リサイクルショップのところに二つ、「ドン・キホーテ名島店」の所にひょうたん型で二つ少し離れてもう一つ。
どれもこれも形が同じで 上から見ると丸形で横から見るとすり鉢状。
確か小学生の高学年の頃、社会の授業で先生から「太平洋戦争の時 君の家の横には2発、
斜め向かいには1発砲弾が落ちている」と。遊び場は艦砲射撃のあとでした。楽しい子供たちの社交場は
戦争中数多の室蘭市民の命が奪われた悲しい戦争の傷跡だったのです。
現在のウクライナの悲惨な状況を見ると 幼少期の水溜まりを思い出してしまいます。直径10m深さ6~7m、
一発の弾丸がつくる大きなすり鉢。その場にいる人間の生存率は0%。ウクライナの市民の恐怖はいかばかりでしょうか。
早く戦争が終結し和平がもたらされることを願わずにはいられません。