前と左右に枠木を取り付けました。
長期のご使用で、汚れ・スプリング異常(座面が膨らんでいます)・縫製はずれ等が発生しています。
修理内容は、全体張り替え・ウレタン調整・スプリング調整です。
画像を見てビックリです。
同じ布を選んでくださったのですね。
お客様、修理御依頼誠にありがとうございます。
お客様の特注製作ソファの張り替え、綺麗に仕上がりました。
骨組みの強いソファは何度でも張り替えできるのです。
正面からの絵面はマゲを結った力士のようにも見えるこの強そうなソファが一言叫んでいるようです。
「もう一丁来い!」
ダイニングチェア 座面張り替えのご依頼です。
長期のご使用です。
傷によりところどころ色がありません。
着色作業もお引き受けします。
懐かしいスタイルです。
昔の、もとい、少々昔の椅子には前脚のトップを見せるデザインが沢山ありました。
「好きだなあ、こういうデザイン。」
布をはがしてみましたら、やはりウレタンは腰が無くボロボロ。
粉状になっています。
座枠にチップウレタンとウレタンフォームを3枚張り重ねて・・・
形を整えます。
張り替え・着色 完了です。
岐阜の松田(産業?)、国内中堅のいいダイニングセットメーカーでした。
(20年ほど前廃業)
カリモク・天童木工・飛騨産業・マルニ・フジファニチア等 国内大手家具メーカーは皆さんご存知でしょうが
昔は松田産業・東京太平・アイエフ(イズモキ)・トットリ・ショウエイファニチャなどの中堅食卓セットメーカーが多数ありました。
値段は手ごろで、品質は優良 日本製です。
中堅メーカー品の方がよく売れました。
バンバン売りました。
永い年月を経て、その椅子の修理依頼を最近よくお受けするのです。
売り出し用商材として通常弊社ではお客様にお薦めしないベッドフレームが入荷してきました。
廃棄処分も考えましたが、せっかく仕入れたものです。
ヘッドボードに何やら貼り紙がしてあります。
「〇国製ベッドフレーム、構造的・材質的に現在販売不可、修理補強して、後日ご紹介します。」
誰だこんなものを貼り付けたのは?
アッ!すみません、私でした。
理由は?書いてある通りです。
床板を外した画像です。
御覧の通りサイドフレーム・フットボードが浮いてしまっています。
日本製品でもメーカーを間違うとこのタイプは破損します。
お分かりいただけますか?
両手を当てて体重をかけるとサイドフレームが縦方向にしなっています。
人が眠る前に一度腰を下ろす場所です。
体重がかかるとこの材質では縦方向に折れてしまいます。
床板を外した画像です。
御覧の通りサイドフレーム・フットボードが浮いてしまっています。
日本製品でもメーカーを間違うとこのタイプは破損します。
もう一つ普段あまり見ることのない、海外家具の手抜きをお見せします。
セットされていた床板の布を切り開いてみます。
床板の骨の部分が何やら汚い!
その通り、製材が完全ではないのです。
樹皮の部分が残っていたり、四角形に加工がなされていないのです。
5角形とかトンネル型とか。
わかりやすく言いましたら、キチンとカンナで削らず、原木のままの材料が使用されているということです。
支える部分が面になったり線になったり点になったりで強度には不安しか残りません。
見えないところには捨てるような材料を使っているのです。
日本の消費者をなめるな!
向こうがそう来るなら、こちらは倉庫からパイン材のすのこを出してくる、大きいので幅も長さものこぎりで切る。
厚さが足りないので7㎜厚の木材を取り付ける。
裏面も見てください。
きれいな仕上がりを確認していただけます。(ちなみにこのスノコは2段ベッド用のスノコで日本製ではありません)
そこでもう一つ、量販店やスーパー等ではできないものを制作しました。
「イゲタ」です
ベッドフレームの下へセットしますと・・・
2本の根太(ねだ)でサイドフレームを支え、3本の角材でスノコを支えます。
そこへサイズ加工しましたパイン材のスノコをセットします。
なんでこんなことをする必要があるか?
変な家具を販売すると心配で夜もぐっすり眠れないからです。
大変失礼なところをお見せします。
ベッドマットレスの上には立ってはいけません。
絶対にダメです。
でもスノコの上なので大目に見てください。
本当はだめです。
体重90kgの私が立ち上がってもベッドフレームは大丈夫です。
普通以上に丈夫になりました。
これで安心してお使いいただけると思います。
特価商材でもこういう家具をお客様にお奨めしたい。
B品でも手を抜きません。
この貼り紙は不要となりました。
㊙ベッドでよく発生しますクレームの対応策だけはお見せしていません。
売り出し用特価商材が入荷してきましたが、その中に弊社ではお客様にお薦めできない椅子がありました。
なぜ?
4本脚を連結する枠木が✖になっているから。
なぜ✖はお薦めしないか?
答えは弱いから。
日本製品でも✖枠木はメーカーを選ばないと、後で痛い目に合うかと判断します。
この構造では脚と枠木の結合接着場所は1か所となります。
通常、弊社がお薦めする食堂椅子は理想は四方に座枠付きです。
画像の通り脚1本を2本の座枠木で支えることになります。
2本支えなので丈夫なのです。
この椅子、最初は廃棄しようかと思いましたが、せっかく取り寄せたもの、なんとかならぬものかと考え・・・
前と左右に枠木を取り付けました。
これなら大丈夫でしょう。
前脚の支持は3本、後脚の支持は2本となりました。
張りもレザーに張り替えました。
ベトナム製ダイニングチェア、弊社にて色々改造しました。
東アジア・東南アジアでは家具に関しましては台湾とタイのものがまあまあいい造りです。
この2国は20年くらい前から日本の家具メーカーが進出し、中長期的に家具造りの実力を培ってきました。
次の生産国はベトナムといわれています。
ベトナムの人々は真面目で勤勉、忍耐力があり手先が器用であり、物造りに向いているとのことです。
しかし、2~3年で家具造りの熟練工ができ上がる訳はありません。
20年・30年という長い期間が必要です。
20年前、台湾製の家具を仕入れ、展示・販売しました時は「参った、2度とこんなもの売れるか!」でしたが、今 MADE IN TAIWANの文字を見ましたら「おっ、台湾製なら大丈夫!」となります。
きっとベトナム製の家具も将来、安心品質の家具になることを期待しています。
ちなみに、このダイニングチェアは家具デザイナー・家具商社・家具問屋等、こんなデザインを作らせた連中が悪い、
この椅子は、売り出しの時に格安プライスにて販売いたします。
冨士ファニチア(徳島県)のりクライングチェア・オットマンスツールを新規展示しました。
軽量・美しいフォルム・堅牢性を兼ね備えた国内優良メーカーのアイテムです。
木部色のオーダー・張り(皮革・ソフトレザー・布)オーダーの可能なフルオーダーチェアです。
ちなみに弊社展示は「材質:オーク、塗装色:オークナチュラル、
張布:横糸に銀糸を織り込んである抗菌・防臭効果のあるST85番の布」にて仕上げてあります。
あなたのお好みに製作いたします。
「日本製の家具っていいな」と感じていただけます。
秋田木工アームチェアの笠木のみの塗装修理御依頼です。
永年のご使用で塗料がほとんどなくなっています。
古い塗料を取り除きます。
とにかくサンドペーパーの番手を上げていき時間をかけて、根気よく取り除きます。
弊社には秋田木工の純正塗料は用意しておりませんので、市販の塗料を3種類塗布してあります。
いい色合いに仕上がりました。
全体塗装修理をお受けするほどの大掛かりな塗装機械は弊社にはありませんが、今回のように部分的(笠木のみ)な塗装修理はお引き受けできることもございます。
「木部の割には座面の張布がビシッとしている?」
大丈夫です。
数年前に弊社にて張り替え修理させていただきました。
いつもご注文ありがとうございます。
きれいに仕上がりました。
造りのいい家具はいいですね。
長期のご使用でも何もありませんでした。
ガタツキ無し、ユルミ無し。
これからもずーっとお使いくださいませ。
これが日本の家具です。