飲食店様 カウンターチェアの座面落ち修理の依頼です。
長年ご使用とのこと、おしりは相当沈んでいます。
状況確認のため、すべてはがします。
裏張りをはがして・・・
スカートをはがして・・・
上張りもはがすと・・・
ラバーベルトがユルユル、コシがほとんどない状態です。
メーカーから送られてきましたタンスの引き出しは動きが渋いものです。
気温・湿度の高いこの時期はより渋くなります。
家具屋には桐たんす用のスベリロウが必ずあります。
引き出し内側のこすれる部分にロウを塗ります。
指1本で開閉できるようになります。
良い引き出しは手を加えると、レールが付いていなくても動きがとてもスムーズになるのです。
良い家具は家具屋が手を加えることによって、より良い家具になります。
背部・スポークを打ち込み、塗装済み笠木に傷がつかぬように打ち付けます。
数日後、工業用接着剤が固まりました。
お客様にお渡しできる状態になりました。
修理ご依頼ありがとうございました。
作業が完了いたしました。やっぱり「日本製」「飛騨の家具」「よい材料(=堅い・折れない・丈夫・長持ち)」「高精度」(=再組立可)です。
これからも、また、何年もこのチェアーをお使いくださいませ。
ありがとうございました。
笠木塗装修理のご依頼がありました。
長期のご使用で 色は落ち 塗装の劣化は相当な物です。
接合部は全てゆるみ、接着剤はもう効いていません。
分解して「のり」の入れ替えです
古い塗装をヤスリ・サンドペーパーで落とし、飛騨産業純正塗料と弊社にての塗装で、なるべく近い色になるように作業します。
金鎚とゴム鎚を使い分けて脚部を組立ます。コツは「力強く、且つ、ソフトに」です。強くなければ締まりません、でも、強すぎると木は割れてしまいます。
まだ外れていない箇所は残っていましたが軽くたたくと、写真のようにバラバラになりました。
座板が割れているのは重症です。
まず座板を強力な工業用接着剤で接着します。
圧着するため、いろいろな金具・道具を使用します(接着に要5〜6日)。
座板の裏面に補強材を取り付けます(メーカーから提供してもらった純正カラーのK色で着色します、こちらも接着に要5〜6日)。
新しい接着剤の効きをよくするために、古い硬化した接着剤を取り除きます。
ペットが噛んだ跡(小さなヘコミ)がたくさんありました。
これも目立たないように着色します。
背もたれのスポークが1本ありません。
同型・純正のスポークの取り寄せをお話ししましたら、弊社在庫のスポークで「OK」の御返事をいただきました。
在庫スポークの色を落とし、番手の高いサンドペーパーで研磨し、着色塗装して、スポーク1本出来上がり。
下準備OK。
外せるものは全て外し、接着剤を落とし、座板を接着・補強し、スポークを1本造り、さあ接着(組み立て)します。
組立完了(接着に要6〜7日)。
さすが飛騨産業(株)の「ララミー」チェアです。
材質(ブナ材・硬い=折れない)、精度が良いので強力な接着・絞め付け作業に耐えられるのです。
修理依頼ありがとうございました。
お預かりチェアの修理作業が完了いたしました。
お預かりしたとき『バラバラのララミー』は瀕死の重傷で「助けて」とうめいているようでした。
でも今は「行ってきまーす!」と大声で叫んでいるようです。
修理を選んでくださったお客さまに感謝し、座る人の体をしっかり支えてください。
再び、不調の時は丸三家具に寄り道していけばいい
「行ってらっしゃい!」
※全作業を弊社にて行いました!
背もたれの上部飾りが完全に折れていました。
強力な工業用接着剤で1週間かけて固定しました。
固定方法は弊社独自のやり方(企業秘密)でお見せできません。
接着面はでこぼこ、のりもはみ出してます。
ここからが家具屋の腕の見せどころです。
のみとやすりとサンドペーパーを使い、とにかく根気よくしつこいくらいに凸凹面を平らにしていきます。
色のはがれたところに着色、その上から塗装で仕上げます。
いい出来上がりです。
いつもお買い上げありがとうこざいます。
お客様の大切なチェアの修理が完了致しました。
このチェアがお客様宅の定位置に華麗に復帰できるよう心を込めて修理致しました。
ありがとうございました。
※全作業を弊社にて行いました。